アスベスト調査の流れについて

義務化されたアスベスト調査をどのように行うか知っていますか。まず初めに行うことは、専門家に依頼することです。アスベストの事前調査には、それに関する知識があり建築物を調べるのに精通した専門家に依頼する必要があります。具体的に専門家とは、それに関する資格を持っていて除去作業の経験がある人のことです。

次に行うのが、書面及び現地調査です。書面は設計図書を調べることで、現地は目視で調べることになります。場合によっては現地でサンプルを採取して、定性分析をかけることもあります。定性分析では、含有率が0.1%以上かどうかを調べることができます。

設計図書の確認だけでは正確な判断をすることができないので、なるべく建築物に赴いて部屋ごとに状況を確認してもらうのがいいでしょう。これらが終わったら、結果をもとに報告書を作成します。この報告書は労働基準監督署や自治体に提出しなければならないのですが、これは解体工事の14日前に行わなければなりません。さらに報告書は3年間の保存義務があります。

解体する建築物からアスベストが見つかった場合、除去する必要がありますが、その除去費用は建築物や施工条件によって金額が異なりますが大体100~200万円程かかります。国や自治体には除去作業の補助金を設けているので、補助金を活用して除去作業を行いましょう。補助金を利用すれば費用を抑えて調査や工事ができるので、自治体に問い合わせてみることをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です