建築物を解体したりリフォームする場合には、アスベストの分析を行わなければなりません。なぜアスベストの分析が必要なのかというと、そのものには毒性がないのですが、飛散した繊維を吸入すると、繊維が肺に残ってしまい健康被害が起こることがあるからです。肺がんや中皮腫などを引き起こす可能性があります。アスベストの分析会社に依頼すると、スタッフが採取するのではなく依頼者本人が採取するケースもあるので、危険はないかと心配する方も多いのではないでしょうか。
マスクや手袋などを装着すれば、特に問題なく採取することができます。作業自体も数分で終わるので簡単です。採取後はビニール袋に入れて送ることになります。アスベストの測定を行う場合は、作業環境測定士の国家資格が必要です。
また現地調査では、建築物石綿含有建材調査の資格が必要で、分析を行い際には日本作業環境測定協会Aランク認定技術者の資格が必要になることがあります。インターネットなどで専門の会社を探す時は、これらの資格を持ったスタッフが在籍しているかどうかを確認することが大切です。アスベストの分析会社を選ぶのであれば、実績が豊富にあるところを選ぶようにしましょう。また料金が適正価格かどうかを確認することも大切です。
場合によっては追加料金を請求されるケースもあるので、見積もりする前に追加料金は発生するかどうかを確認することがポイントになります。それによって満足のいく調査を受けることができるからです。